南高尾山稜――2007.12.19(水)


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◆朝日カルチャーセンター千葉……中高年のための山歩き・日帰り
◆南高尾山稜
たかおさん……599m
しろやま(城山)……670m
おおほらやま(大洞山)……536m
くさとやま(草戸山)……364m
登り3p→稜線31p→下り4p→登り7p→稜線10p……55ポイント
日の出0645、日の入り1630……12.19に東京で
◆京王線・高尾山口駅から……2007.12.19(水)実施


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●0840京王・高尾山口(標高約200m)を出発……0855-0900四辻(標高約300m。高尾駅へ約45分と表示)……0920-25(標高約330m)……1000草戸峠通過(標高約330m)……1015-35草戸山(標高364m)……1055-1100榎窪山(標高約400m)
●高尾山のケーブル駅に向かう道を逆に国道に出ると、正面の信号の向こう側に細い道が伸びている。家2軒分ぐらい先に小さな道標があって、登山道となっている。民家のへりをすり抜けていくような道だが、3軒ほど先で登山道のイメージになる。
●ひと登りで稜線に出る。四辻という名がつけられている。道標への書き込みでは高尾駅まで45分。反対側、すなわち南へと稜線をたどる。
●南に下る稜線はアップしてもダウンしても展望がほとんどない。それでも木々の間からちらちらと高尾山のケーブルカーとリフトが見え、進むに従って高尾山山頂と薬王院が見えてくる。反対側は1時間ほど歩いたあたりから拓殖大学のフェンスになり、それが終わると草戸山への登りになる。

●草戸山山頂手前に妙なお立ち台があるのだが、町田市の小学校の生徒たちが作ったと書いてある。立ってみてもなにがあるのかわからないが、たぶん自分たちの学校が見えるのだろう。そこからすこし登ると草戸山の山頂で立派な展望台があり、そこに立つと足元の城山湖が見えてくる。
●展望台に無線をもつ男性がひとりいた。山にはよくアマチュア無線のひとたちがいるのでそれかと思ったらちがった。無線はふつうのトランシーバーらしく、ちょうどそこに子どもたちが上がってきた。相模原市の小学校で、何年生だか、授業時間を使ったハイキングだという。男性は山頂担当の教師だった。周遊ルートで左右両まわりにしているらしく、子どもたちが両方から登って次々にすれ違う。なかなかいいアイディアだ。相模原市は神奈川県、町田市は東京都で、ここから大弛峠を経て小仏城山まで進行右手が東京都で左手が神奈川県になる。

●1135-45休憩(標高約450m)……1150-55展望休憩(標高約500m)……1215中沢山(標高494m)……1245-55-1300大洞山(標高547m)
●じつはこのルート、大弛峠まで三角点や水準点はいくつもあるが、国土地理院の地形図には山名がひとつもない。城山湖のところの364m峰が草戸山、ルートが南から西へ方向を変えるところにある420m峰が榎窪山、西へだいぶ進んで494m峰が中沢山、次の515m峰がコンピラ山、さらに536m峰が大洞山となる。
●この相模川北岸の道は、展望はやはりよくないけれどときどき眺めが現れると、足元に川が蛇行し、目を上げれば丹沢山塊。左はし近くに大山があり、その手前に大山三峰山、さらに手前に仏果山、大山から右にたどると、雲がかかって山頂は見えなかったが丹沢山〜蛭ヶ岳の中心部稜線が見えるはずで、その右には大室山。大室山の向こうに富士山があるはずという。三井という集落から登ったあたりが川(に見えるが津久井湖)に再接近して、テーブルのある展望休憩地と、トラバース道にベンチを並べた狭い見晴台がある。下界の風景がなかなかみごとだ。

●1320大弛峠(標高約400m)通過……1355-1400休憩(標高約600m)……1420-30小仏城山(670m)……1520-35高尾山(標高599m)
●大弛峠からは登り一辺倒で小仏城山へ。そこからは陣馬山から影信山を経て高尾山に至る稜線の道。幅の広い堂々たる道が伸びている。しかし霜柱が立って、一部では溶け、一部では踏むと崩れる程度。ときどぎひどいぬかるみになっている。
●シモバシラが見られるとすれば、霜柱が溶けるようではだめだろうと思いながら、一丁平をすぎ、高尾山への登りにかかる直前でもみじ台の北側への巻き道を戻ると、何もない。写真を写していた男性が見つけているかというかすかな期待があったのだが、その人こそ疑心暗鬼に探していたところだ。

●1605十一丁目茶屋……1640ケーブル清滝駅
●山頂の茶屋でメンバーのひとりが聞いたところではつい先日、シモバシラが見られたという。月末には本格的になるだろうという希望的観測とか。
●今回のもうひとつのお楽しみは高尾山山頂から見る、富士山頂への落日。ダイヤモンド富士の期待だった。しかし丹沢山塊まではいちおう、ずっと見えていたが、富士山は一度も見えなかった。雲の隙間から太陽は見えたり見えなかったりの1日で、夕焼けはすこし出るかもしれないと思ったが、富士山がなければどうしようもない。
●……ということで、薬王院を見て、明るいうちに下ることにした。高尾山ケーブル駅手前の十一丁目茶屋のところから2号路に下って枇杷滝経由で高尾山ケーブルの清滝駅へ。

●そこから私のドジ。風呂は高尾山口駅にも毎時10分に送迎バスを出すようになった「高尾の湯ふろッぴィ」にするとして、大方の人が同意してくれたので、1640から1710までの時間つぶしを、国道にでたところ(すなわち今日の出発点)にある有喜堂本店(0426-61-0048。0900-1700、火曜定休、高尾せんべい+高尾まんじゅう、喫茶可能)が開いていたら……というので行ってみたらOK。コーヒーと汁粉があって、蒸かしたまんじゅうも食べられた。
●そこまではよかったのだが、ふろッぴィ(ただし社名はフロッピィ)に電話を掛けようとしたら計画書にある番号が違っていた。そこで駅前まで行って看板を見ると、送迎バスの最終が1610となっていた。バスは終わっている。計画書にはない2時間600円という入浴料金が新設されたので、敬遠して八王子駅前のやすらぎの湯へ逃げなくてもよくなったが、バスがないのは痛い。「10人ほどいるけれど」と電話したが、運転手が足りなくて車をまわせないという返事。高尾駅から毎時7分のバスに乗るには1659の京王線に乗らなくてはいけない。みなさんちょうどコーヒーが出たころだから、それも無理だ。しゃくだが、しょうがない、タクシーにしようと決めた。
●タクシーは高尾山口→ふろッぴィ1,880円。風呂上がりの食事もこれまでは難点があったのだが、一番奥に静かな和室の海王亭というのがあって、料理は和食系のなんでもあり風、若い衆がテキパキと気持ちよかった。
●千葉組はなにはともあれ千葉行きの特急あずさが帰路選択の重要度ナンバーワンだから、1900発の高尾駅行き送迎バスに乗れば、八王子で1935の特急あずさ32号待つかたちになるとわかった。

●ちなみに、万歩計を持っていた人は男性で33,000歩、女性で46,000歩ほどであったという。


◆集合
12.19(水)……千葉発特急あずさ3号_後方4号車に集結

◆ポイント
●最寄り駅は京王線ですが、高尾まではJRで行くことにします。したがって往路の基本はいつもどおり、千葉発の特急あずさです。
●日没の1630ごろに高尾山山頂に到着するように歩きます。晴天の場合はそこで富士山頂に沈む夕陽を見物しますが、曇天であれば縛られません。
●前夜冷え込んでいれば、高尾山手前の一丁平でシモバシラを見ることができるかと思います。

◆往路
0638千葉始発(中央線特急_あずさ3号_南小谷行き)……0803八王子
0638千葉→0653船橋→0708錦糸町→0730新宿→0754立川→0803八王子
*乗換
0806八王子(JR中央線)→0813高尾
*乗換
0822高尾(京王線高尾山口行き)……0825高尾山口

◆現地行動
0840ごろ_高尾山口駅を出発……登り3ポイントを20分として
0900ごろ_南高尾山稜・稜線……稜線8ポイントを1時間として
1000ごろ_草戸山……稜線23ポイントを3時間として
1300ごろ_大洞山……下り4ポイントを30分として
1330ごろ_大垂水峠……登り7ポイントを1時間として
1430ごろ_城山……稜線10ポイントを1時間として
1530ごろ_高尾山
*晴れていたら山頂で休憩(茶屋あり)
1630ごろ_高尾山……ほぼ車道の下り7ポイントを1時間として
1730ごろ_高尾山口駅
*風呂や食事はいつものように。

◆帰路参考
●JR中央本線特急・あずさ32号
1934八王子→2007新宿→2050千葉

◆費用の目安
JR_千葉→高尾……1,380円
特急自由席_千葉→八王子……900円
*新宿→高尾_540円+特急自由席_新宿→八王子_900円
京王線_高尾→高尾山口……120円
京王線_高尾山口→高尾……120円
JR_高尾→千葉……1,380円

◆電話
●入浴
八王子健康ランド・ふろッぴィ/高尾の湯・ふろッぴィ……042-665-4126……1000-0800_土休日1,800円_平日1,200円_送迎バス高尾駅南口京王バスターミナルを出て右に80m看板から毎時07/37分_八王子駅南口バスロータリー内から毎時05分/京王高尾山口駅から毎時10分

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
★ポケットライト必携の季節になりました。
★保温着も必要になりました。
★軽アイゼン必携です。
■冬季日帰り標準セット
●足まわり……運動靴、軽登山靴など+軽アイゼン
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャ
●保温着……手袋+耳覆いのある帽子+フリースシャツ+貼るカイロ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックススーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、東京11号-3(はちおうじ)、東京15号-1(よせ)、を原寸で使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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